低身長だといじめ対象に?

中学生のいじめ

いじめ問題は今もまだ水面下で広がっている陰湿な社会問題です。

特に子供にとって学校で受けるいじめにはなかなか大人が気付きにくいという側面もあるようで、いじめられている子供の心は孤独のまま深く傷ついていくようです。

そんないじめ問題とはどうして起こるのでしょう。

ここでは、いじめと低身長の関係について考えてみました。



いじめの対象になるきっかけや特徴

親世代が子供の頃からすでに存在していたいじめですが、国を挙げてその問題に取り組んで久しいのに今もまだ解消には至っていませんよね。

そんな親世代にとっても身近だったいじめに、もしも自分の子供が巻き込まれるようなことになったらと思うと決して穏やかな気持ちではいられないことでしょう。

ましてやそれが身長が低いということが原因だったとしたらやり切れないですよね。


文部科学省が毎年発表している「いじめ件数」の直近データには、小学生から高校生までを対象に調査したところ1年間で19万件近いものがありました。

では、そんないじめの対象となる子供には一体どのような特徴があるのでしょうか。


周囲との見た目の違いが目立つ子供

身長がずば抜けて高かったり低身長であったり太り気味や極端に細い体型など、見た目での違いが目立つ子供はその外見がいじめのきっかけになりやすいようです。


何かに突出している子供

成績が優秀だったり運動神経が際立って良かったり、または異性から注目されるような見た目の良い容姿をしているという一見プラスの要素でも、いじめの対象とされる場合があるようです。


「弱い」と見なされる子供

声が小さかったり動作が遅かったりなど、子供同士は無意識のうちにマーキングをし合っているようなもので自分より弱いと感じる相手に対しては強気な態度に出る傾向があるようです。


このようにいじめの対象となる子供の特徴はいろいろあるようですが、外見の違いが及ぼす心理的な影響が大きいことも見逃せません。



「違い」は見た目だけではなかった!?

現代のいじめは「流動的」だと教育評論家の尾木直樹氏はコラムに書いていました。

なんでも小学校高学年から中学卒業までの間に「いじめの関係者になったことがある」とされる子供の割合は、なんと全体の90%にも昇っているそうなのです。

つまり誰もがいじめの加害者になりそして被害者ともなり得る時代となってしまったと考えていいでしょう。


低身長であることがいじめられやすい要素

・相手から見ると視線が下になる

・小さい=弱いと感じさせる

・同じ声量でしゃべっていても身長差で声が小さく聞こえる

・いつも上目遣いでおどおどしているような印象を与える


このような印象を持たれてしまう可能性がある低身長は、子供本人も周囲から何度も誤解された対応を受けたり身長でからかわれているうちに、精神的なダメージが蓄積されていくことが懸念されます。


低身長でいじめられて塞ぎ込む子供

また、外見が人に与える印象により自らもそのキャラクターを演じてしまうという特性を人間は持っているので、低身長がコンプレックスとなって自虐的になるケースも考えられるでしょう。

このように低身長がきっかけでいじめの対象にされることは、子供の人格形成に大きな影響をもたらすかもしれません。