骨端線の役割とは?

身長が伸びると言うことは、骨が伸びると言うことですよね。

では、その骨はどのようにして伸びていくのでしょうか。また、なぜ大人になると骨が伸びなくなってしまうのでしょう。


そこには「骨端線(こつたんせん)」と呼ばれる骨の成長に大きな役割を持つパーツが関係していました。

ここでは、その骨端線について詳しくご説明したいと思います。


骨端線について解説するナース


骨端線とは?

骨端線とは、その文字が表しているように骨の先端に存在している「これから骨を作り出していく細胞がある場所」のことです。

そう、つまり骨が伸びるためには、この骨端線が活発に活動してどんどん骨の元となるタンパク基質(コラーゲン)を作り出してくれなければなりません。


しかし、骨端線はある程度の年齢がくると自ら固くなり骨化してしまいます。

こうなるともう骨を伸ばす能力は失われてしまうので、その人の身長は止まってしまうという仕組み。

身長を伸ばすためには骨端線が活性化している期間が勝負となるわけですね。

ではその期間とは?


男子:一般的には18歳くらいまで
女子:一般的には16歳くらいまで

しかし、厳密には「いつからいつまで」と一括りで言えるものではなく、その個人差は非常に幅広いものであることが分かっています。

人によっては20歳を過ぎても骨端線が存在していて、身長が緩やかにでも伸び続けているという例は少なくありません。

この骨端線があるかどうかは、レントゲン撮影で骨の状態を診察して貰えば確認できるそうです。



骨端線とホルモンの関係

身長が伸びるために骨端線の存在が重要であることは先述しました。

では、その骨端線を活性化するためのスイッチの役割を果たしているのが、子供の成長に大きく影響を与えるホルモンであることをご記憶ください。


骨端線から骨が作られる仕組みと3つのホルモンの関係
  1. 成長ホルモンの指令によって骨端線の活動が活性化する
  2. 甲状腺ホルモンの働きかけで古い骨を壊す細胞の刺激が新しい骨を作る細胞に伝わりどんどん骨の元になる細胞を増殖させる
  3. 性ホルモンが分泌され始めると成長ホルモンの分泌量も一気に増えて、骨端線は最盛期とも言える爆発的な成長気を迎えて骨を伸ばすが、性ホルモンには骨端線を固めてしまう作用もあるため次第に新しい骨が作られなくなる

これら3つのホルモンが影響し合うことで骨端線から新しい骨が作り出される環境が整うというわけなんですね。

そしてこうして整った環境を最大限に活かすためには、それぞれに必要とされる栄養成分が十分に用意されていなくてはなりません。

そのために、毎日の食生活とそのバランスや栄養管理が何よりも重要となっているのがご理解いただけることと思います。

大切なのは摂取量ではなくバランスです。身長を伸ばすために必要な栄養を普段の食事から摂り入れるようにしましょう。