鍛えすぎると身長が止まる噂は本当?

筋トレをする男性

「成長期の子供に筋肉を付けさせると身長が伸びなくなるらしい」という話を耳にすることはありませんか?

そういえば体操選手やボディービルダーってなんだか小柄な人が多いような・・・

はたして本当に子供に筋肉を付けさせると成長が止ってしまうのでしょうか?

気になったので調べてみました!



それぞれのスポーツ選手の平均身長

直近で行われたオリンピック代表選手の種目別平均身長を割り出してみました。

男子 女子
体操 162cm 147cm
トライアスロン 167cm 162.3cm
ウェイトリフティング 159cm 153.2cm
陸上 177.5cm 158.8cm
卓球 170.3cm 154.6cm
テニス 181.3cm 163cm
レスリング 169cm 159.5cm

一部の競技を抜粋してみましたが、確かに体操選手とウェイトリフティングの選手の平均身長は低いですよね。

どちらも筋肉を多く必要とする種目なので、この2つだけを見ると「子供に筋肉を付けさせてはいけない」と感じてしまいますが他を見てください。


たとえば、陸上選手は男女ともに日本人の平均身長を超えていますしトライアスロンもわずかに男子が平均に及ばないまでも女子は平均を約5cmも上回っています。

これはどのように考えればいいのでしょう。


そのヒントが卓球とテニスにあるような気がしませんか?

どちらも同じラケットを持つスポーツですが、卓球は日本人の平均身長よりやや小さく、反対にテニスは男女とも大幅に上回っています。

ということは、どうやら身長はその競技に求められる身体能力を一番発揮しやすい高さにある選手が選ばれているということではないでしょうか。

つまり、競技と身長は関係があるけれどそれが必ずしも筋肉と身長の関係ではないと言えるでしょう。

その例として、筋肉を酷使するはずのレスリング選手の平均身長はほぼ日本人の平均身長と同じです。



筋肉ではなく関節だった!

関節への負担イメージ

成長期の子供の骨の関節部分には、大人には無い「骨端線」という新しい骨を作って伸ばす組織が存在しています。

その骨端線が活発に骨を作っていく時期に、関節に大きな負荷をかける運動は組織を傷めてしまい、それが身長が伸びない原因になってしまうことはあるのだそうです。


では、背が伸びなくなるほどの関節への負荷とは?

それはズバリ、関節が変形したり潰れてしまうほどの負荷なのだそうで、そうなるともうほとんど「事故」レベルの衝撃ではないでしょうか。

成長する身体はたくましく、1日や2日くらいちょっと無理をしたからと言って関節は壊れたりしませんよね。

ひと晩ぐっすり休み、栄養さえしっかり満たされている身体なら簡単に修復してしまいます。


ただし、気を付けたいこととして継続的にバランスの悪い負荷をかけることは、骨端線が十分に活動できずに成長期が終わってしまうことになるそうです。

バランスの悪い負荷とは姿勢の悪さやストレスなどのことですよね。

そうならないためにも、子供には伸び伸びと運動をさせてあげるのが望ましいでしょう。