身長が伸びる仕組みについて

子供の身長がクラスの中でも低いままだと、親としては何となく心配になってしまいますよね。

とはいえ、低学年では背が高かった子が高学年になるに従い成長がゆっくりになってそれほど伸びなかったり、逆に背の低かった子が高学年のほんの数年で急に大きくなったりという実例は、昔から身近で見られてきました。

そのために、我が子の身長に対してどこまで心配していいやら戸惑っている親も少なくないでしょう。


では、そもそも身長が伸びるとは一体どういう仕組みなのでしょうか。

ここでは、身長が伸びる原因や過程を客観的に見ていきたいと思います。



どうして身長が伸びるの?

生まれた時はわずか50cm前後だった身体が、中学入学の頃には約3倍の150cm以上まで成長することを考えると、子供の身体とはなんと素晴らしい機能が備わっているのかと改めて驚かされます。

このようにごく短期間で身長が伸びるということは、つまり骨が縦に成長することが原因となっています。

その骨を縦方向に成長させている元となるものには、2つの因子が深く関わっていることが分かっています。


身長について勉強をする親子

1つは「骨端線(こつたんせん)」という骨に存在しているパーツと、もう1つは成長ホルモンや女性ホルモンなどのホルモン分泌が成長に与える影響です。

そしてある一定の時期を経て成長が終わり、身体が成熟することで身長の伸びが止まると言われています。

言い換えれば身体が成熟しない内に、身長を伸ばすチャンスは大いにあると考えられますよね。

それでは、身長を伸ばす2つの因子を見てみましょう。


骨端線とは?

人間は206本ものそれぞれ形の異なる骨があるということをご存知ですか?

「背が伸びる」ということはこれらの骨が伸びたり太くなったりすることですが、中でも骨が伸びるために大きな役割を果たしているのが骨端線です。

骨端線の説明画像

骨端線とは、骨と骨が繋ぎ合わさる関節部分に一時的に存在する、いわば骨の製造工場です。

この骨端線から作られる軟骨が成長すると次第に密度を増して固い骨に変わってゆきます。

その繰り返しで骨が伸びて結果として身長が高くなるわけですが、骨端線が存在するうちに必要な栄養を十分に摂取できるかどうかという外的要素も、背を伸ばすためには忘れてはいけません。

そしてもうひとつ、この骨端線を活性化させたりその役目を終わらせ成長を止める合図を送っているのがホルモンなのです。



ホルモンと骨の成長

身長が伸びるために大いに活躍する骨端線は、脳下垂体という箇所から作り出される成長ホルモンによって活発に活動を開始します。

一般的には男子は15歳、女子は13歳が背が伸びるピークだと言われていますよね。

そしてその後は、身長の伸びがゆるやかになり男女ともに18歳~20歳でほとんどの人の身長は止まっているようです。


さて、それではこの身長が伸びるピーク時以降にどのような身体の変化が起こるのでしょう。

男子は男性ホルモンが優位に作られるようになり、体つきががっしりしてきたり声変わりや陰毛が生えてきます。

女子は女性ホルモンが優位になり、体つきが丸みを帯びて胸が膨らんできたり初潮を迎えたりしますよね。


ラストチャンスを訴えかけるナース

つまり、これら「第二次性徴期」と呼ばれる身体の変化に伴い骨端線は閉じられていくので、その後は成長ホルモンがいくら働きかけても骨が伸びることはありません。

言い換えればこの「第二次性徴期」が身長を伸ばすラストチャンスであり、骨が伸びる仕組みの要である骨端線に成長ホルモンが働きかけられるよう骨を作るために必要な栄養成分を十分摂取しておくことをおすすめします。


そのためには毎日の食事の栄養バランスや献立が大切になってきますが、現実的には継続して質の良い食事を作り続けることは現代社会ではなかなか難しいでしょう。

そこで栄養補助食品であるサプリメントを子供の成長のために取り入れるという工夫は、大変合理的な方法だと言えるのではないでしょうか。