牛乳で身長が伸びるのは本当?

牛乳瓶のおもちゃの写真

身長を伸ばすために牛乳をたくさん飲むという話は昔から身近に聞いていましたよね。

しかし、どうやらそれは今となってはあくまで選択肢のひとつであり、しかもその優先順位は高くはないようです。


また、牛乳と身長の伸びを結び付けて考えるという発想自体、日本独自のものらしく外国では聞かない話だと言われていました。

では、実際のところ牛乳と身長の関係はどうなっているのでしょう?



牛乳の種類

スーパーなどで販売されている牛乳には種類があるのをご存知でしょう。

では、その種類と特徴とは?


牛乳:牛の乳を搾ったものを100%使用して殺菌されているもの

何も足さず何も引いていないもので乳脂肪分3.0%以上、無脂乳固形分8.0%以上をクリアしたものです。


特別牛乳:厚生労働省に認定された施設でのみ搾乳販売

今ではすっかり数が限られてしまいましたが、より生の牛乳に近いもので乳脂肪分は3.3%以上、無脂乳固形分は8.5%以上と濃厚。


低脂肪牛乳:乳脂肪分を一定割合で取り去ったもの

乳脂肪分が少ないこと以外は牛乳と同じです。


無脂肪牛乳:乳脂肪分を0.5%未満まで取り去ったもの

乳脂肪分が0.5%未満だという以外は牛乳と同じです。


成分調整牛乳:成分の一部を取り去ったもの

たとえば水分を取り去ることで濃厚な牛乳の風味を際立たせたりします。


いかがですか?

このように特別牛乳以外はコンビニやスーパーで手軽に購入できるようになっていますが、製造過程の違いが成分にも違いを及ぼすことをお分かり頂けたと思います。

また、これら以外にもカルシウムやビタミンを加えた「乳飲料」というものも、牛乳の棚に並べて陳列されていますよね。



身長の伸び=カルシウムではない

骨が伸びるために必要な成分はカルシウムだけではありません。

実はカルシウムには骨を伸ばす働きはないのです。

では、身長を伸ばすためにはどのような栄養成分が必要なのでしょう。



これら以外にも骨を伸ばすためにアルギニンを意識して摂取すると、骨の元となるコラーゲンの生成を促進させる成長ホルモンの分泌を促すことができるので役立ちます。

また一方ではしっかり睡眠を取ることで分泌されるメラトニンによって性ホルモンの分泌を抑制できるので、成長ホルモンが長く骨を生成し続けることができます。


このように背を伸ばすためには、カルシウムだけでなく様々な栄養成分がバランスよく必要となってくるわけですね。

では、牛乳に含まれている成分は?


200mlあたり

・カルシウム:227mg

・タンパク質:6.5g

・脂質:7.6g

・炭水化物(乳糖):9.6g

・ビタミンA、ビタミンB1、B2、B6:季節や飼料、個体によって含有差が出る

・カロリー:138カロリー


なかなか優秀な栄養成分が揃っていますが、気になるのはやはりカロリーとバラつきがありそうなビタミン含有量ですよね。

つまり結論としては、身長を伸ばす栄養補給を牛乳だけに頼っていては足りない成分があり、飲み過ぎると肥満にも繋がりやすいと言えるでしょう。

やはり、身長=牛乳という単純な発想では背を伸ばすことは難しいようです。