身長と姿勢の関係

姿勢が悪い子供

子供にバレエやスポーツなどの身体を使う運動を適度にさせると身長が伸びると言われていますが、その理由のひとつには姿勢が関係しているものと思われます。


実際に姿勢の悪い子供の身長は、成長期にあっても伸び率が低い傾向にあるとも言われていました。

では、どうして姿勢が悪いと身長が伸びにくくなってしまうのか、その理由や改善方法をご紹介しましょう。



骨や内臓への負担

姿勢が悪い状態を日常的に続けていると伸び盛りである骨に不要な負荷をかけてしまい、真っすぐに伸びにくくなってしまいます。

とはいえ、この説は現在医師の間でも見解が分かれているようですが、それはあくまでも優先順位の違いというところでしょう。


なぜならば姿勢の悪さで引き起こされる身体の負担には、以下のような症状が確認されているため「身長と姿勢はまったく関係が無い」とは言い切れません。



姿勢の悪さが引き起こす症状
骨盤の歪みやズレ

不自然な姿勢を日常的に続けることで骨盤に歪みが生じます。

するとその歪みを補うために体中の骨格が、歪んだ骨盤に合わせてバランスを取ろうと不均等な伸び方をしてしまいます。


筋肉の成長のばらつき

姿勢が悪いと偏った筋肉の使い方になるので、前後左右の筋肉が対照的に発達できません。

その結果、猫背が固定されてしまったり歩き方に不自然な癖が出てきたりします。


血行不良

骨格の歪みや筋肉の成長のばらつきにより、血液の流れがスムーズではない箇所が出てきてしまいます。

血液は骨の成長に必要な栄養成分を運ぶ大切な身体のインフラのひとつです。


消化器系への負担

背中を丸めていることが多いと内臓が圧迫され続けるので消化機能が十分に働くことができずに、成長に必要な栄養成分を吸収しずらくなります。

また、胃が圧迫されることで食べる量そのものが減ってしまいます。


気分の落ち込み

姿勢が悪いと血流が悪くなり脳へ十分な酸素を運ぶことができないために、意欲の低下や気分が塞ぎがちになります。

すると学力や友人関係でも支障をきたし、それがストレスとなって骨が伸びるために必要な成長ホルモンの分泌を抑えてしまうことに繋がります。



姿勢を良くするコツ

それでは姿勢が悪くならないように日頃どのようなことに気を付ければいいのでしょうか。

また、姿勢を良くキープするためのコツがあれば知っておきたいですよね。


適度なスポーツ
スポーツをする子供たち

姿勢を矯正するだけでなく、子供の骨が伸びるためにも適度なスポーツは良い刺激となります。

というのも全てのスポーツは身体のバランスが正しくなければ上達しません。

サッカースイミングなどで子供は楽しく自分の姿勢を無意識に矯正できます。


家具の位置や高さ
猫背でテレビを見る子供

たとえば、テレビの画面が上の方にあるとそれを見るために子供の顎は上がりますよね。

さらに長時間になると身体は重い頭を支えるのに少しでも楽な体制になっていくでしょう。

このような何気ない日常の動作が子供の姿勢に「癖」をつけていくので、家具の配置などを見直すことをおすすめします。


椅子に座った時
良い姿勢で椅子に座る子供

椅子に座る時間の多い子供にとって、正しい姿勢で座ることができていれば安心です。

そこで、姿勢よく座れているかどうかのセルフチェック方法として、座った状態で上体を動かさず片足または両足を上げられるかどうかを見てみましょう。

この場合、上体が動かないで足が高く床から持ち上がるようならば、それは「悪い姿勢」となります。良い姿勢だと上体を後ろに引くか、床についている方の足を踏み込むかしないと片足は上がりません。

その、足が上がらない位置を探して正しい姿勢を見つけましょう。